歯周病治療|米沢市成島町で歯医者をお探しの方は【もり歯科医院】まで

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歯周病が急に悪化する前に!
歯磨きの徹底と歯科でのプロケアで改善・予防

まずは歯周病セルフチェック!

  • 歯ぐきが赤みを帯びている

  • 歯と歯の間の歯ぐきのふちが丸い

  • 疲れがたまると歯ぐきが腫れる

  • 歯ぐきがむずがゆい

  • 歯と歯の間の隙間ができた

  • 歯が伸びたように感じる

  • 歯ブラシに血がつく

  • 歯ぐきがブヨブヨと腫れている

  • 起床時に口の中がネバつく

  • 歯と歯の間に食べものがよく詰まる

  • 口臭が強くなった

  • 歯が動く

  • 硬い食べものが食べにくい

  • 歯ぐきから膿がでてきた

  • 歯の根元の黄色っぽい部分が見える

ひとつでも当てはまる項目があれば、歯周病のリスクがあるため、早めに歯科医院を受診しましょう。歯周病の初期段階は自覚症状が乏しいのが特徴です。あてはまる項目がなくても、歯科医院で定期検診を受け予防に努めることが大切です(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「歯周疾患の自覚症状とセルフチェック」より)。

歯周病の進行

歯周病は、歯垢(プラーク)に含まれる細菌の毒素により、歯ぐきの炎症・腫れ・出血を引き起こす病気です。進行すると、歯を支えている顎の骨が溶け、歯がグラグラ動いたり、抜けたりするリスクがあります。以下のような症状や数値を総合して、歯周病の程度が分類されます(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「歯周病の検査」より)。

健康な歯肉

健康な歯肉 歯ぐきや顎の骨により、歯はしっかりと支えられた状態です。

・症状:歯ぐきはピンク色で引き締まりがある。歯ぐきの検査やブラッシングなどにより、歯ぐきから出血することはありません。

・歯周ポケット:歯と歯ぐきの間の溝は1〜2mmの深さで、健康です。

・顎の骨の量:骨がしっかりある状態です。

・歯科医院でのケア:歯周病を予防するために、歯のクリーニングや歯ぐきのマッサージを受けましょう。また、年齢に合わせた歯磨きなどのお口のケアができているか、定期的にチェックするのも大切です。

歯肉炎

歯肉炎は、歯周病になる前の状態です。

・症状:歯ぐきがやや赤みを帯びて、歯磨き中に出血を伴うことも。ただし、痛みなどの自覚症状はありません。

・歯周ポケット:歯周ポケットは2〜3mmです。

・顎の骨の量:骨がしっかりある状態です。

・歯科医院でのケア:蓄積した、歯垢(プラーク)や歯石を取り除く、スケーリングを受けましょう。ほとんどの場合、1ヶ月程度で症状は回復します。

歯周炎(軽度)

歯周炎が進行して、歯周病にかかった初期段階です。

・症状:歯ぐきが赤く腫れ、ブラッシングで出血することが増えます。歯が少し動くことも。

・歯周ポケット:歯周病ポケットは、3〜5mmです。

・顎の骨の量:歯を支える顎の骨が徐々に溶けはじめます。

・歯科医院でのケア:歯周ポケットに蓄積したプラーク(歯垢)や歯石をスケーリングでしっかり取り除きましょう。歯石の量によっては、数回に分けて治療をします。

歯周炎(中等度)

徐々に自覚症状がわかりやすくなり、はじめて気がつく方も多い段階です。

・症状:歯ぐきは赤く腫れ上がり、ブヨブヨした状態です。口臭が強くなることもあります。

・歯周ポケット:歯周ポケットは4〜7mmと深くなり、歯ぐきが下がることも。

・顎の骨の量:顎の骨は3割くらい溶けます。

・歯科医院でのケア:プラーク(歯垢)や歯石はさらに付着しているため、スケーリングをしながら、経過を観察します。ただし、症状が改善しなければ、歯ぐきを切り開く「フラップ手術」を行い、歯周ポケットの奥にある歯石を除去することがあります。

歯周炎(重度)

重度の歯周炎は、歯がしみる・痛いなどの症状も強く、生活にも支障があるような状態です。

・症状:歯ぐきが真っ赤に腫れあがり、膿がでることも。歯が大きく動くため、硬いものを噛むと痛みがあります。

・歯周ポケット:歯周ポケットは6mm以上です。10mmを超える患者さんもみえます。歯ぐきはかなり退縮するため、歯の根っこが見えてきます。

・顎の骨の量:約8〜10割の顎の骨が溶かされます。

・歯科医院でのケア:スケーリングを基本とし、必要があればフラップ手術も合わせて行い、歯垢(プラーク)を減らします。また、顎の骨が大きく失われている場合は、再生治療により骨や組織を回復させる治療を行うこともあります。

歯周病と全身疾患との関係

歯周病はお口の中だけに症状が起こると思われがちですが、全身疾患とも深いつながりがあります。

糖尿病との関係

糖尿病の患者さんは、歯ぐきの炎症が進み、歯周病の悪化を招くことから、歯周病は糖尿病の合併症としても認識されています。2型糖尿病の患者さんに対して歯周治療を行うと、血糖が改善する可能性が高いといわれています(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「口腔の健康状態と全身的な健康状態の関連」より)。歯周病の治療をすることは、歯だけではなく全身の健康を守ることにつながるのです。

肺炎との関係

肺炎の中でも歯周病とつながりが深いのは「誤嚥(ごえん)性肺炎」という病気です。お口の中の歯周病菌を食べものや唾液と一緒に飲み込んだ際に、気管に誤って入り込むことが原因の1つです。
誤嚥(ごえん)性肺炎を防ぐには、歯周病の原因である歯垢(プラーク)や歯石をしっかり取り除くことが大切です。

認知症との関係

「アルツハイマー型認知症」の方は、歯周病によって歯を失っている方が多いことがわかっています。
アルツハイマー型は脳に収縮があるのが特徴です。歯を1本でも失うと噛む力が低下して、脳へ刺激が十分に伝わらなくなり、認知症が進行するのではないかと考えられています。

早産や低体重児出産のリスク

妊娠中は女性ホルモンの分泌により、歯周病にかかるリスクが高まります。歯周病にかかると、と早産や低体重児出産のリスクがあるため注意しましょう。また、妊娠初期はつわりにより歯磨き不足になりがちです。歯科医院で定期的な歯のクリーニングを受けて、歯とお腹の赤ちゃんの健康を守りましょう。

歯周病の治療の流れ

歯磨きによる「セルフケア」と定期的に歯科医院で行う「プロケア」、両方のケアを行ってはじめて歯周病の予防効果を発揮します。

歯科医院で行う「プロケア」

①歯石の除去
歯に付着している歯垢(プラーク)・歯石をスケーラーという専用の器具で丁寧に取り除きます。
②ブラッシング指導
歯周病の治療の基本は、「歯磨き」です。ご自分に合うブラッシング方法を身に付けておけば、歯周病の再発を防ぐことにつながります。そのため、もり歯科医院では、 患者さんの歯並びや歯ぐきの状態に適したブラッシング方法・デンタルフロスや歯間ブラシの選び方をお伝えします。
③外科治療
①②で改善が見られない場合は、「フラップ手術」などの外科治療を行います。

歯磨きによる「セルフケア」

①適切な磨き方を実践
歯科医院のブラッシング指導で教わった、適切なブラッシングで丁寧に歯を磨きます。治療後も、歯ぐきの状態などに合った適切なブラッシング方法やデンタルフロス・歯間ブラシなどの清掃補助用具の使用方法を、歯科医院で定期的に教わるのがおすすめです。

②生活習慣の見直し
毎食後・就寝前に歯磨きはできるだけ行いましょう。
また、細菌の増殖を防ぐために「甘い食べものを控える」ことも大切です。
喫煙者の方は歯周病の改善が遅れます。理由は、たばこに含まれる有害物質により、歯ぐきの血流が悪くなるからです。歯周病の治療が進まないばかりか、むしろ悪化させることも。できれば禁煙して歯周病の治療を受けましょう。

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